門下生が昇段昇級することは何より嬉しいことでございます。
道場を営む上で、門下生が昇段昇級することは何より嬉しいことでございます。ただ稽古をした証ではなく、その後の人生に多大な影響を及ぼすかも知れないことを指導者が自覚していなければならないと思うことが大切です。
植芝盛平翁先生は出口王仁三郎聖師との出会いによって開眼されたことを現在の合氣道家達が知らないことで形のみになりつつあることを危惧する昨今多田 宏 師範の背中を見ながら日々修練する確かに植芝盛平翁先生と大本教の出口王仁三郎聖師によって創始され、世界平和の実現を目指す武道として知られています。
しかし大事なことは合氣道が如何に実社会で役立つのかを世に知らしめす必要を感じています。
合氣道の技は身を守るために使えるか?護身術として、応用できることは出来るが現代では攻撃的な状況や暴力から身を守るためのスキルは相当な訓練と実践が無い限り危険極まりない。身を守るために逃げる術として身につけることが、個人の安全につながると、当方では門下生に伝えております。
ストレス管理 合氣道の本質は力を抜くのでリラックスということも大事ではありますが、単なるリラクゼーションではありません。動く禅としてのマインドフルネスによるリラックスによるストレス解消を目指します。氣の流れや呼吸の調整を通じて、心身のリラックスを促進し、ストレスを軽減する稽古を意識していなければ本末転倒の稽古になるので深く内側を観る稽古が必要です。
協力とコミュニケーション、合氣道は相手の力を活用する技術を含みます。これは協力とコミュニケーションのスキルを向上させ、協力的なチームプレイヤーやコミュニケーションの向上に役立ちます。身体の調和と健康、身体のバランス、柔軟性、筋力を向上させるのに勿論、これは日常生活での健康と体力向上にも役に立て精神を安定してさせることが期待できます。
文化交流、合氣道は国際的な武道であり、異なる文化との交流の場としても機能します。国際的な合氣道の大会や交流プログラムを通じて、国際的な友人やつながりを築くことができます。来年2024年11/01〜11/03 はイタリア合気会創立60周年の記念講習会が行われます。
倫理と道徳、合氣道は倫理と道徳の教育にも焦点を当てています。礼儀正しさ、相手への敬意、正義感などの価値観を育て、社会的な貢献を促進します。以上は合気会の公認道場での日常生活にも応用可能な目標となっております。
また当方の道場では、開祖の思いを受け継ぐことに多くの学びの時間を割いております。
一霊四魂三元八力を稽古に取り入れている道場は今では皆無となっていることから、専門家の方々から質問を頂くことも多くなって来ました。言霊の武道としての合氣道に至っては、更に稀有な状況ではないでしょうか?
翁先生は「あいうえお」順ではなく「アオウエイ」の順番 「ス」の音ではないス神から「ウアオエイ」(フトマニ音図)天の真理から音の成り立ちを観じると、見事に「アオウエイ」によって音は天から地へと流れることになる。
合氣道の呼吸法は、この言霊によって神懸かった翁先生の技法を産み出したと観るならば、後世を託された我々合氣道家は研鑽を重ねなければならないと考えるのが当たり前ではないのだろうか?
合氣道を社会実装する為には武道としての確立は元より、サイエンスとして技の再現による効果、当方の道場では「身体知性」を身につけることを目的とした稽古を行なっております。
門下生の皆さん、まだまだ未熟ですが、新しい道徳感情数理工学を実装し未来に向けて新しい社会実装のテクノロジーを産み出しますので、今後共宜しくお願い致します。